狂った一頁

僕達を縛り付けて独りぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。

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エッセイの『エ』

本を読むことに喜びを覚えたのは何時のことだったろうか?
そのきっかけになった本は何だったろうか?
そんな事をふと思った。

リブロ 池袋パ◯コ店にて、衝撃の実話

お昼前、客の少ない書店でのこと。
私は兼ねてから探していた本3冊の会計を済ませたところだった。
ひとつ間をあけた隣りのレジでは、スーツ姿の青年が1冊の文庫本を手に店員に話しかけていた。
髪はさっぱりと刈られていて、ビジネススーツにコート、肩掛けのビジネスバッグ姿から、社会人3年目のやっとスーツが板についてきた24,5才の好青年といったところか。
はじめは、出版社の営業担当が親しくなった店員と世間話でもしているのだろうと、さして気にも掛けていなかった。
購入した本にカバーを掛けてもらい、レジを去ろうとしたそのとき、不意に青年と店員の会話が聞こえて来た。


店員「これはエッセイですね」

青年「はぁ、………(しばしの沈黙)」


どうやら青年が手にしている文庫本について問い合わせているようだった。
文庫本の背表紙からタイトルが確認出来た。


斎藤 孝著『スラムダンクな友情論』
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私はどこかでこの本を見聞きしたことがあったような気がしたのだが、良く思い出せなかった。
何となく気になり2人の会話に興味を持った。

青年はしばらく何か考えているようだった。
そして、こう言った。


青年「エッセイというのは、
  
  絵が付いている小説のことですか?」




手に持った『スラムダンクな友情論』を数頁めくりながら青年は真顔だった。
店員の表情に動揺が走る。


店員「い、いや、小説ではないです」

青年「え、じゃぁ、これは『スラムダンク』の絵にこの人(斎藤孝氏)が物語をつけた物ではないんですか?」


一体この青年はどんな内容を想像していたのだろうか?

エッセイの『エ』が『絵』だとしたら、

『ッセイ』は何ですか?!



ホントに訳が分かりません。


店員「違います」

青年「じゃぁ、エッセイって何ですか?」

店員「エッセイというのは、作家が持論を自由なかたちで書いたものっていうんですかね」

青年「……………」

店員「この本は斎藤孝さんが『スラムダンク』について自分の考えを論じている本だと思いますが…」

青年「……面白いんですか…?」

店員「う~ん、私はこの本を読んでないので詳しくは分からないのですが、『スラムダンク』が好きな方には面白いと思いますが…」

青年「……これ、売れてるんですか?」

店員「そうですねぇ…、この本が出たのが結構前なので今はあまり売れてませんが、もともと単行本で出版されたのが文庫本になって新たに出たので、結構売れてるんだと思いますが…」

青年「この人(斉藤孝氏)はどういう人なんですか?」

店員「ちょっと前に『声に出して読みたい日本語』という本を書いて話題になりましたね」

青年「はぁ……」


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ああ、そうかそうか、思い出した!『声に出して読みたい日本語』の先生か、だから何となく覚えていたのか。2人のやり取りを聞きながら、喉元のつかえが取れた気分で少しスッキリした。
しかし、次の瞬間、度肝を抜く衝撃が待ち構えていた。


青年「じゃぁ、この本も…
  
  声に出して読んだ方がいいんですか?」



一瞬、息が出来なくなった。


店員「い、いやぁ、それは関係ないと思いますが……」

青年「ああ、そうですか…これ、いつ出た本ですか?」


店員は青年から本を受け取り、1番後ろの頁の奥付を見せて丁寧に説明している。

青年「そうですか、どうも」


結局、青年はその本を買わずに売り場の方へ戻って行った。
青年が去り、ひとり残された店員は、脱力してにやけた口元をさりげなく手で隠している。
青年の方を追いかけてみると、青年はレジからさほど離れていない所で棚にもたれて『スラムダンクな友情論』を立ち読みしていた。


これを機に、青年が読書する楽しみを知って貰えたら、それはそれでいいことなんだろう。
そう自分に言い聞かせ私はリブロ 池袋パ◯コ店を後にした。





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差別

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だめかも

布団から出られずはみ出す人の道 年明け九日午後三時半

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年賀2007

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チョロQ

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