狂った一頁

僕達を縛り付けて独りぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。

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電車でメイクする男子小学生(前篇)

山手線である。
朝の通勤ラッシュ、山手線・渋谷方面行きの最後部車両。
私は適度な揺れと車内アナウンスや噪音に包まれて夢と現実の狭間を彷徨っていた。

ふと気が付くと、平日にもかかわらず小学5、6年生位の少年が座っていた。
やや太り気味でボサッとした直毛、赤いショートパンツジャージに黄色のTシャツ姿。
生成りの布製の手提げ袋はまだしも、母親から借りたか預かった風な肩掛けの小さなナイロンのバッグが一見して通学中の小学生には似つかわしく思えない。
しかし私が感じた違和感とはそんな事ではなかった。

彼の左手には折り畳みの四角い鏡が握られていた。そして右手には鉛筆。
おもむろに彼は鏡を開いて顔の高さまで持って行き、そこに映った自分の顔をじっと見詰める。

次の瞬間、

彼は右の鉛筆で自分の眉毛をなぞり始めた。


ウソだろ、おい。


ちょとまて、あれ?なんだこれは?
えーっと、隣りに座っているのは小太りな男子小学生で、ここは山手線の車内で
この少年はペンシルアイライナーで眉を描いている?

周りを見渡すとまだこの事態に気付いている者はいないようだ。
一度少年から視線を外した事で心を落ち着かせることが出来た。

もしかしたら、眉毛が薄くて学校でいじめられているのかもしれない。
あらためて隣りの少年の方を覗き見る。


眉毛全然薄くないし、どっちかというと太くて立派な方だし。


そうだ、男もエステに行く時代だ。男性用化粧品だって売れまくってるって言うじゃないか。
幼稚園児が将来何になりたいかと聞かれ、キャバ嬢と答えるこのご時世だ。
今時の小学生ってことなのかな…、もっさい少年だけど。

それからもうひとつ、


塗り方が物凄く雑なんですけど…。


もう一度周りを見渡してみるが、やはりこの事態に気付いている者はいないようだ。
あんまりジロジロ見ていて少年に気付かれては不味いので、
しばらくの間、本を読んでみたり、寝たフリをしてみたりして、時間を潰してみた。
その間も少年の眉を描く手は一向に止まる様子は無かった。



つづく。
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テーマ : どーなってんの    ジャンル :

Comments

アカギシゲル様へ 
嬉しいコメントありがとうございます。
久々に自分でも満足してます。
それにしても最近は気軽にコメントくれる人がいなくなって寂しいかぎりです。
 
久々に良いの書いてますな。
写真もいいけどやっぱり雑記スペシャルがいいですよ。
つづきを早く読みたいです。

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