狂った一頁

僕達を縛り付けて独りぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。

Category: スポンサー広告   Tags: ---

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: 雑記スペシャル   Tags: ---

Comment: 0  

アンパンマンと噛み付き2歳児(其の壱)改訂

日本の幼児たちのアンパンマンへの支持率と、キューバ国民のフィデル・カストロへの支持率、又は北朝鮮における金正恩の支持率とでは、どれが一番高いか?
答えはアンパンマンだ。(嘘ですけど)
ちびっ子達のアンパンマン崇拝は、この国を支配するほどの影響力を持ち、コンビニ、デパート、飲食店、どこに行っても、ありとあらゆる物にアンパンマンとその仲間達がプリントされた商品が売られている。
きっと今のちびっ子達が大人になる頃には、この国は、アンパンマン党が政権を握り、総理大臣はアンパンマンになっていることだろう。
これは全くもって由々しき事態である。

生まれて此の方ずっと無党派、無派閥、無宗教、無嗜好、無意識、無味乾燥、無頼なライフスタイルを貫いて来た私にとって、アンパンマンは反発、反対、抵抗の対象でしかない。
でも何故かそんな私にも2歳の息子がいる。
我が息子には、その辺の鼻たれっ子どものように安易に流行り物に飛びつくような軽い人間にはなって欲しくない。
そう思って今までテレビで一度も『それいけ!アンパンマン』を観せていなかったし、アンパンマングッズも何一つ買い与えていなかった。当然ディズニーグッズもだ。というか、ディズニーグッズは高いから初めから選択肢に加わることはないのだけれど。
そう言えば意外だったのが、アンパンマングッズってどれもそんなに高くないのだ。「どーせ人気者のアンパンマンさんは版権料もお高いんだろうよ」なんて勝手に思っていたのだが、何もキャラクターのついていない商品とアンパンマンの絵がついた同じ商品と値段が一緒だったりする。これには子供が生まれるまで気がつかなかった。
だからお母さんは大助かりで、ちびっ子界はアンパンマングッズで溢れかえっているのだ。納得である。

それで我が家の2歳児だ。
ある日、息子のスプーンとフォークを新しく買い直すことになった。しかし店には手頃な大きさと形の物がアンパンマン柄の一種類しか無く、どうしたものかとしばし考えた。
そして私は、「我が家では今までアンパンマンについて一切触れて来なかったわけで、息子にとってはアンパンマンなど“ただの茶色い丸い顔”でしかないのだ、そうだ親の俺が気にしなければ“ただの茶色い丸い顔”じゃないか」そう自分に言い聞かせ、アンパンマン柄のスプーンとフォークを買って帰った。
それから数日後、突然息子に異変が生じたのだ。
新しいスプーンとフォークを使うようになってからも、しばらくの間息子はこれらを見ても「“ただの茶色い丸い顔”の絵が描いてあるなぁ」くらいの反応しかしていなかったのだが、その日の朝は違った。
スプーンを手に取るなり「アンアンアーン、アンアンアーン」と繰り返す息子。
私 「ん? なに? アン、アン?」
息子「アンアンアーン、アンハンアーン」
私 「ん? アンハン? アーン? アンハン……」
息子「アンハンアーン」

「アンパンマン」だった。

とうとう息子もアンパンマンウィルスに感染してしまったのだ。
妻に聞くと、最近お友達の家で録画した『それいけ!アンパンマン』を観たのだと言う。
これは避けられない事態だ。地域のつながりの希薄化などが叫ばれ、子育ての知恵や経験を共有することが難しく、周囲の手助けを求めにくくなっているこの時代に、“友好的なママ友”のお誘いを断ってまでアンパンマンを拒否することが出来る筈がない。むしろ、妻に息子と同じくらいの子供を持った親しい友達がいることに喜ばなければいけないのだ。
そしてこの時すでに、我が家のハードディクスレコーダーの中にも、『それいけ!アンパンマン』が1話分だけ録画されていたのだった。
お友達の子供(2歳くらいだと子供同士で友達という概念はまだ生まれていない様にみえるので、あえて息子の友達というよりも母親の友達の子供とする。ちなみに、親たちは、子供同士がたとえ初対面であっても他所の子のことを、“この子”とか“よその子”等とは言わず、“オトモダチ”と言う。例えば、「〇〇ちゃん、ほら、“お友達”が(ブランコに)乗ってるから後にしようね、順番ね」など。これはたとえ相手の親に聞かれた時でも角が立たないし、子供たち同士を友好的に指導する上でも最適な呼び方で、私は公園ではじめてこのテクニックを体験した時、なるほどなと感心した。)はアンパンマンが大好きで、録画した『それいけ!アンパンマン』を観せておけば必ず機嫌が直り大人しくしてくれて家事がはかどるというので、妻もそれに習って試しに録画していたのだ。
もちろん今までもNHKの教育番組『いないいないばあっ!』や『あつまれ!ワンワンわんだーらんど』『すすめ!キッチン戦隊クックルン』(それぞれの番組について語りたいこともあるのだが、それはまたの機械にしておく)など、息子のお気に入り番組はいくつも録画していて、異常に食いつきの良い“神回”はかなりのヘビーローテーションで再生している。
そうした“神回”の内容はもうほとんどど完璧に覚えてしまっているので、だんだん効き目が薄くなってきている。
だから、親は常に新しいネタを、バキバキに効く強いヤツ求めるのだ。麻薬と同じだ。

その後、幸いなことに息子は特別アンパンマンに熱を上げることはなく、たまにアンパンマンを見かけると指をさして「アンハンアーン」とちょっと嬉しそうにする程度だったので、やはりうちの子はよその子達とは違って、自分にとって必要なものをちゃんと見極められる立派な子だ、と安心したのだった。
しばらく平穏な日々が続いた。

しかしある日、事件は起きた。

つづく。
DSC03363.jpg


スポンサーサイト

テーマ : 育児日記    ジャンル : 育児

Comments


06 2017 « »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

チョロQ

Author:チョロQ
天才かキチ☆ガイかは死ぬ時に判断して欲しい。
映画は、映画館で観てこそ映画。ラーメンは700円以内。
FBでの「お誕生日おめでとう」のやりとりが嫌いです。
著作権アリ、無断掲載ヤダ。
コメント自由。

カテゴリー
  • 雑記スペシャル(94)
  • 写真モノ(123)
  • ショート(22)
  • 映画(22)
  • 糞短歌(18)
FC2カウンター
月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。