狂った一頁

僕達を縛り付けて独りぼっちにさせようとした全ての大人に感謝します。

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『絶歌』について最後に。

『絶歌』についてこれで最後にしようと思う。

結局、彼は更生したのか?
そもそも更生とは何をさすのか?であるが、とりあえず再犯せず今までやってこれたのだからこれで社会的には更生したことになるのだろう。
本書でも自分の犯したことに対する後悔の念、今まで彼を支えて来た人達に向けた感謝する想い、反省すればする程自分の存在に自分自身が苦しみ悩む姿がひしひしと伝わって来る。
医療少年院に入って以来、被害者命日には、遺族の方々への手紙も欠かさず送り、そのリアクションもマスコミを通じて確認しているようだ。最近になってようやく被害者のご両親から多少前向きなリアクションが貰えたことには安堵しているようだったが、当然ながらご遺族は彼を全面的に許す筈もなく、彼の方でも自分が許されることなど諦めている。
諦めていいのか? と言えば、これはもう仕方がない。
許しを求めることより、自分がこれからどう生きるかが求められるところである。
しかしながら、自分がどんなに真っ当に生きようと、犯した罪は永久に消えるわけではない。残された被害者のご遺族の失ったものは大き過ぎて、加害者の現在の心境など被害者にとっては多少の癒しにはなってもそれ以上のことにはなり得ない。
だから、彼は諦めたのだと思う。

そして、彼はご遺族の救済よりも自己の救済を優先してしまった。

彼は今まで自己を確認するために沢山の本を読み勉強してきた。自分の起こした事件の記録に始まり、類似する少年犯罪全般に関して、社会批評、評論、文化、芸術、文学などなど。そして彼な自分を自分の思い通りに語る自身を身につけた。
今の自分なら人様を喜ばせることも出来るかもしれない。そう思ったのだろう。
時代背景や他の犯罪者を語るところなどいっぱしの評論家気取りだし、自分を取り調べた刑事、検事、鑑定医などにあだ名をつけて面白体験記などルポライターまでやっている。彼の中で、こんな自分でも国家権力の側の人達なら面白く茶化してもいいだろう、という思いがあったのか結構面白く読めてしまう。

でも、それをやるなら酒鬼薔薇聖斗くん、実名でやらなければダメなのだよ。

折角すべてを曝け出して、自分の今の思いを表現したんじゃないか、精神鑑定医にも言えなかった本当の初めての精通体験まで告白したんではないか、これもただ純文学・私小説に憧れて告白するのが格好良いと思って真似しただけなのか?
退院して更生保護施設も出て1人になって派遣労働者になって、『19歳の地図』とか『苦役列車』読んで、俺にも書けるって思ったんだろうけど、それなりにしっかり書けてるけど。
自らの言葉で生い立ちを語り、犯行を語り、その後の体験、後悔の念、反省の念、感謝の念を語り、それはよく分った。
でも、匿名で発表するのなら、自費出版するとかネットで公開するとかで充分だろう。君が書いたと思われる文章なら必ず話題になるのだから。

ご遺族の感情を逆撫ですることになることを充分わかった上で出版したいという欲求は、サイコパスならではの欲求なのだろうか?


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